CEROとは?ゲームの表現規制について

今、日本にはいろんな制限がありますね、もちろんゲームにも制限があります。年齢制限です。ゲームを買う上で知っておかなければならない事ですので今回はそれをなるべくわかりやすく紹介したいと思います。

映画とかにもある年齢制限と同じものですか?

Noel

LEON

まったく同じではないですが、似ていると言っていいでしょう。
CEROレーティングとは
ゲームにおいての年齢制限は”CERO(セロ)”レーティングで表現されます。
特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構 英:Computer Entertainment Rating Organization 略して”CERO”です。
CERO(セロ)は、家庭用ゲームソフトおよび一部のパソコンゲームを対象とする表現の倫理規定の策定及び審査を行う、日本の特定非営利活動法人。
ちょっと何言ってるか分からない

Noel

LEON

お、おう… まって説明するから

簡単に言うと、この会社が審査して決めてるよって事です。審査の対象となるゲームは、日本国内で販売される業務用ゲームソフトを除く家庭用ゲームソフト等であり、隠しコマンドや裏技等、収録する全ての表現が審査の対象となります。家庭用というのはいわゆるNintendo Switchやプレイステーション、Xboxなどのゲームの事です。その外にも携帯電話メーカー各社、パソコンメーカー各社、クラウドゲーム・サービス提供各社などもあります。日本で見るほぼすべてのゲームが対象と思ってよいと思います。審査員は一般人(ゲーム業界と関わりのない人)から募集して行っています。

それがどのように表現されているかというとパッケージにマークで記載されています。マークはパッケージの表面左下部分に表示され、パッケージの背表紙にも帯色をつけて表示されます。

マークの種類

  • A 全年齢対象 帯色:黒
  • B 12才以上 帯色:緑
  • C 15才以上 帯色:青
  • D 17才以上 帯色:橙
  • Z 18才以上のみ 帯色:赤

マークはこの5種類になります。実際の写真はこんな感じです。これはプレイステーション4のパッケージになります。

注意して欲しいのはこれは今現在のもので古い区分のマークもあります。古い区分は全年齢対象12才以上対象15才以上対象18才以上対象、に分けられています。17才以上対象が無かったようですね。これは2006年に改正されているのでそれより前のソフトを買うときは注意ですね。

他にもこんなマークがあるよ

これはあまり見ないマークかな。

マークがあるのは分かったけど、この区分はどうやって分けているの?

Noel

LEON

対象となる表現項目というのがあるんで 次はそれを紹介するね
レーティングの対象となる表現項目

  • 性表現系
  • 暴力表現
  • 反社会的行為表現系
  • 言語・思想関連表現系

この4つの項目も多数の項目に分かれています。この項目の中には少し見苦しい内容も含まれているので今回は隠します。それも知りたいという方は下の表現項目内容をクリックしてください。

〔性表現系〕
●キス
●抱擁
●下着の露出
●性行為
●裸体
●性的なものを想起させる表現
●不倫
●排泄
●性風俗業
●水着・コスチューム

〔暴力表現〕
●出血描写
●身体の分離・欠損描写
●死体描写
●殺傷
●恐怖
●対戦格闘・ケンカ描写

〔反社会的行為表現系〕
●犯罪描写
●麻薬等薬物
●虐待
●非合法な飲酒及び喫煙
●非合法なギャンブル
●近親姦・性犯罪等
●売春・買春
●自殺・自傷
●人身売買等

〔言語・思想関連表現系〕
●言語関連の不適切な描写
●思想関連の不適切な描写

これらの審査基準を元に作成されたマニュアルに基づき対象年齢を決定します。

まるほど!分かりました これを見て買えばいんですね!!

Noel

LEON

ちょっと待って!まだ重要なマークがあるんですよ!

LEON

それがこれ!コンテンツディスクリプターアイコン!
コンテンツディスクリプターアイコン

これはパッケージの裏面に表記されています。コンテンツアイコンは、対象年齢を決定した根拠となる表現を示すもので、9つのカテゴリーに分かれています。よくバーコードの上の所に書いてあるので注意して見てくださいね。

なぜ年齢制限が必要なのか
実際この審査を通すと日本版では修正が入りオリジナル版とは少し違うものになる。正直この年齢制限はゲーム界ではデリケートな部分なのであまり触れたくはない…。しかしこれからゲームを始めようとする人達には知っておく必要があるのでこのブログで解説しました。もし18才以上のゲームを18才以下の人に販売したとしてもCEROには法的拘束力はない、じゃあなぜあるのか。自分はこう思います、CEROが無かった当時はゲームは有害なものという認識の人も多くそれを何とかする必要があった。そしてその問題をCEROを発足しゲーム業界と一緒に切り抜けた。その時CEROが無かったら今の日本でゲームをする人はいなかったかもしれない、CEROは未来に繋がるシステムだったと思います。今はその基準がある事によって保護者が安心して買えたり、起きうるであろうトラブルを回避できたりしているのだと思います。今はゲームの認識も変わり”仕事”として誇りを持ってやっている人もいる。だからこそ今ゲームをやって欲しい、そう思います。

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